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無事、これ名馬:宇江佐真理



著者:宇江佐真理
出版社:新潮社
サイズ:単行本/262p
発行年月:2005年09月

男の道を学ぶため、泣き虫弱虫の武家の長男が弟子入りしたのは町火消「は組」の頭取だった!
火の手が上がれば、自分の命と意地をかけて火事場を収める火消たちの生き方に触れるうち、
少年は大人への一歩を踏み出していく…。
地に足をつけて生きる江戸っ子の逞しさが爽やかな読後感を残す、連作時代小説の傑作。

【目次】 好きよたろちゃん/すべった転んだ洟かんだ/つねりゃ紫喰いつきゃ紅よ/
ざまァかんかん/雀放生/無事、これ名馬

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この作品もまた、いつの時代にも、普通の暮らしというものが あるのだと
しみじみと、そして なにやら ホッとさせてくれた。
これまで読んできた宇江佐真理の作品は、どれも
派手な主人公も、話建てもないけれど
読後感がとても良い。
ある種の癒し系の作品である。

「本当の自分の姿」というものを
追い求めてきたけれど
今、想像するそんな自分の姿は、もう、または、まだ
無いのであって、あるのは
こう思い悩んでいる今の自分だけなのだと
それで、良いのだと
だから、どうすればよいのかと
見守られるように そっと背中を押してくれる
そんな気持ちにさせてくれた。

ああ、読んで良かった~。

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