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枕詞の暗号:藤村由加

タイトル 枕詞の暗号
著者/監督/Artist 藤村 由加
価格, 出版 ¥ 620 新潮社
評価
2007-01-31

【「BOOK」データベースより】
「意味不明」「語義未詳」??枕詞の解釈は、常にこうした説明がつきまとう。しかしわずか三十一文字の和歌の多くの部分が、意味のない字句ということがありうるだろうか。「あしびきの」はなぜ「山」にかかるのか、「奈良」はどうして「あをによし」なのか…。朝鮮語、字形、字源、陰陽までを交え、万葉の謎を解明。そこには驚きのメッセージが詰まっていた。

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読むに耐えない・・・。
どうしても、読了することができないので、断念。

たしかに、よく勉強している。
勉強とは、こうやって楽しむ物なのだという 
How to 物としては、良いかもしれない。
しかしながら、ダメだ・・・。
私が求めているのは、大学在学生が書く 読むに耐えない 
レポートレベルの読み物ではないのだ。

そういえば、私も在学中は こういう 論文ぽい物を
書いていたな~と思い出した。
担当教授から
「欲しい結果の、証拠さがしは やめるように」
と、なんども注意されたな。
今から思うと、読むに耐えないものを 教授に読ませていたのだと
深く反省する。
仕事とはいえ、教授はよく 読んでくれたものだ。
まるで、拷問だ・・・。


しかし、今の私は この本を読む「仕事」をしているわけではない!
読めない・・・1行読むごとに 不快感がつのる。

「ああ、こんなこと、現地に行ったらすぐ わかるのに」
という内容もすごい発見のように偉そうに書きなぐる。
どうなのよ・・・。

まあ、良い。忘れよう。

それにしても、またもや 奈良に行きたくなったぞ。
明日香散歩したくなったぞ♪
石上神宮はどうだ?山辺の道は この季節、蝋梅が咲き始めたか?

行きたいねえ。行きたいぞ。

しをんのしおり:三浦しをん

タイトルしをんのしおり
著者/監督/Artist三浦 しをん
価格, 出版¥ 1,470 新潮社
評価★★★
2007-01-21

【「BOOK」データベースより】
落ち込みがちな朝と晩、ヒマでマヒしそうな夕暮れどき、眠い講義や会議のおともに最適。笑いだしたら止まらないミラクルなエッセイ集。
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軽快な語り口で、最後まで テンポ良く読める エッセイ。
なにやら、毎日 精力的に活動しているように感じさせるエッセイであるが
きっと、そんなことは ないのだろう。
ただ、友達(遊び友達)が多くていいな~。
しかも、みなさんかなり個性的。

その中で、私は「死国」の彼女が好きかな?
飄々としていて、タフな感じ。
いいわ~。

ハードボイルドエッグ:荻原浩

タイトルハードボイルド・エッグ
著者/監督/Artist荻原 浩
価格, 出版¥ 1,680 双葉社
評価★★★
2007-01-15

【「BOOK」データベースより】
たっぷり笑える。1回泣ける。ワンダフルなミステリー。

探偵俊平の秘書としてやってきたのは、送られてきたダイナマイト・ボディの写真とは
似ても似つかぬお婆さんの綾。凸凹コンビだが、息は合ってないようでちゃんと合って
いる。ドタバタの笑える話かと思ったが、後半にはとんでもない事件が待っていた。
真相を探るうちに見えてきたのは、思わぬ事実。俊平と綾にも危機が迫る。後半は
ちょっとハラハラさせられた。そしてラスト・・・。前半の笑いとは全く違う展開に思わず
ホロリとした。こんなラストが待っていようとは思わなかった。笑いあり、涙ありの
作品。

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東京からの帰り道、新幹線内での暇つぶし用に購入。
相変わらず、格好良くない主人公。

他の人のレビューに、泣けるので 人前で読むのは
厳禁・・・などと、書いてあった。
そうかあ?どこで 泣けるのだろう?

笑いすぎにも注意と書いてあった。
そうか?どこで そんなに笑えるのだろうか?

まあ、そんな感想も持ちつつ
疲れた身体と心には、何も悪い刺激を与えない
この本は、良い時間つぶしとなった。
しかし・・・買うほどではなかったな・・。
残念だけど。

あの日にドライブ:荻原浩

タイトル あの日にドライブ
著者/監督/Artist 荻原 浩
価格, 出版 ¥ 1,575 光文社
評価 ★★★
2007-01-03

【出版社 / 著者からの内容紹介】
元エリート銀行員だった牧村伸郎は、上司へのたった一言でキャリアを閉ざされ、自ら退社した。いまはタクシー運転手。公認会計士試験を受けるまでの腰掛のつもりだったが、乗車業務に疲れて帰ってくる毎日では参考書にも埃がたまるばかり。営業ノルマに追いかけられ、気づけば娘や息子と会話が成立しなくなっている。 ある日、たまたま客を降ろしたのが学生時代に住んでいたアパートの近くだった。あの時違う選択をしていたら…。 過去を辿りなおした牧村が見たものとは? 『明日の記憶』著者の最新長編!

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元銀行員という人種は、どういう精神構造をしているのだろう?と思うほど
絶対的「銀行帝国」の存在というか、呪縛から逃れられないものらしい。

押しつけがましい「元銀行員」というプライド。
この作品の主人公は、それで凝り固まっている。
哀れな程に・・・。

ああ~~!思い出してしまった。
以前、仕事上関わったことのある「元銀行員」のM氏。
M氏もまた、元銀行員プライドを振りかざす哀れな男だった。
らっきょうのような風貌。
貧相で、魅力のかけらもないヤツなのに
元銀行員・出身大学・銀行残高だけで、世の中の女性がすべて
自分を放っておく訳がないと信じている その愚かさ。
そいつが、どんなに不気味な存在だったのか いつか誰かにぶちまけてみたい(笑)。

M氏が、今どうしているのか ちょっとその生活をのぞいてみたくなって
ググってみた。
う~~む、まだM氏が経営する店は存続しているようだ。
しぶとい・・・・。
あの、巨額の銀行残高を目減りさせつつ まだ商売もどきをやっているのだろうか。

ん~~、しかし 記憶の片隅にかすかに残っていたM氏のことを
思い出して 調べてみるなんて、私はとってもヒマ人なのだわ。
この正月は、体調が今ひとつ良くなく、家でごろごろ。
おかげで、図書館から借りてきた本は、すべて読破してしまった。
明日から、図書館が開くまでの数日間をどうやって 過ごしたら良いのだ~~。

乙女なげやり:三浦しをん

タイトル乙女なげやり
著者/監督/Artist三浦 しをん
価格, 出版¥ 1,470 太田出版
評価★★★
2007-01-01

【「BOOK」データベースより】
暴走する乙女の魂、だだ漏れる煩悩。さまよえる乙女の必読バイブル。三浦しをんの爆笑ミラクルエッセイ最新刊。

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相変わらずおもしろい。
自由に文章を書くという 快楽を満喫しているように感じる。
しかし、それを職業として 字数を埋めていくというノルマを課せられている状況では
決して快楽ばかりでなく、苦痛でもあるのだろうとは
思うけれど。
お気楽に読んでいるこちら側としては、実に楽しい。
そして、リラックスして読めるエッセイである。
どんどん、発表して頂きたい。

メリーゴーランド:荻原浩

タイトルメリーゴーランド
著者/監督/Artist荻原 浩
価格, 出版¥ 1,785 新潮社
評価★★★
2007-01-02

【出版社/著者からの内容紹介】
こ、この俺が、超赤字テーマパークを立て直す?!――地方都市の村興しに翻弄される公務員の、可笑しくてやがて哀しき奮闘を描く「宮仕え小説」の傑作!

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荻原浩の作品は、主人公や周りの人間が、ずば抜けた能力があるわけでもないし、
めざましい成功を修める訳でもない。
これも、そういう「普通」な、日常をいかに生きているのかを描いている作品だ。

虚構の世界としては、特別な事件が起こるわけではないが、
もし、これが自分の日常のことだとしたら、それはもう、人生において
一大事件なのだろうなあ・・・・などと
そこはかとなく感じさせつつも リラックスして読める良い作品だ。

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