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弱法師:中山可穂

タイトル 弱法師
著者/監督/Artist 中山 可穂
価格, 出版 ¥ 1,600 文藝春秋
評価 ★★★★
2007-02-24

【「BOOK」データベースより】
かなわぬ恋こそ、美しい。能をモチーフに現代の不可能な愛のかたちを描く、著者初の中篇小説集。

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恋とは死に至る病である。

そう、帯封には記してある。

私は、中山可穂の作品が大好きである。
ぎりぎりの精神状態でかかれた 
世界がいつも そこには広がっている。

とても切ない。

しかし、最近の私はこういう
美学という名で語られる 狂気が怖い。
惹かれるものを感じつつも、恐ろしいのである。
甘美な不幸の気配を感じつつ
できれば、その世界から遠いところに
我が身を置いておきたいと願う。

「森のくまさん」(作詞:馬場祥弘)

「森のくまさん」(作詞:馬場祥弘)

ある日森の中 くまさんに 出会った
花咲く森の道 くまさんに 出会った

くまさんの 言うことにゃ お嬢さん おにげなさい
スタコラ サッササノサ スタコラ サッササノサ

ところが くまさんが あとから ついてくる
トコトコ トコトコと トコトコ トコトコと

お嬢さん お待ちなさい ちょっと 落とし物
白い貝がらの 小さな イヤリング

あら くまさん ありがとう お礼に うたいましょう
ラララ ララララ ラララ ララララ

奴の小万と呼ばれた女:松井今朝子

タイトル 奴の小万と呼ばれた女
著者/監督/Artist 松井 今朝子
価格, 出版 ¥ 730 講談社
評価 ★★★
2007-02-06

【出版社/著者からの内容紹介】
くわっと胸が熱くなる 痛快な女侠客の生涯 身の丈六尺近い、雪のように肌の白い<奴の小万>は、愛しい男を守るためなら、角材を手にしてでも大立ち回りに走る。大阪屈指の豪商の娘でありながら、「せっかくこの世に生まれたからには、くわっと熱くなる思いがしてみたい」と、型破りの生き方を貫く。歌舞伎にも登場する痛快な女侠客の実像を初めて描く!

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「嬉しいときには誰でも笑える。哀しいときにも笑うがよい。
本当に嬉しいときは、肚の中でこっそり笑え。
哀しいときこそ声をあげて笑うてやれ。
それがこの大阪の町に住む者の生きる極意じゃ」

なんともまあ、タイムリーなお言葉。
常々、安全に暮らすには、こうするべきだなと思っていたことが
この小説のこの言葉に語られていた。

上手く言えないが、こういう事を実践出来ている人の側に居るひとは
きっと、幸せだろうなと 思う。
ただし、その人の底に流れている諸々の深い思いに気がつかなければ・・・。

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