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ねにもつタイプ:岸本佐知子

タイトルねにもつタイプ
著者/監督/Artist岸本 佐知子
価格, 出版¥ 1,575 筑摩書房
評価★★
2007-03-27

三浦しをんが、blogで
「けっして、電車では読まないように」
という感じの事を書いていたと思う。

妄想的、夢的エッセイ。
その試みは、大変おもしろい。
わたしも、これだけ話題があったら書いてみたい。
確かにおもしろかった。
けれども、私は 思わず笑ってしまうほど
のめり込めなかった。

それは、きっと作品せいではなく、私の心自体が
堅くなっているセイなのだろうな。

人生、楽しい方が良い。
何にでも楽しみ取り組めるほうが 勝ちである、とさえ 思っている。
なのに、楽しめなかった~~。
損した気分。

心が元気なときに、もういちど 読みたいな。

春は散歩

Dscf5981 ご近所のKさんと、気持ちの良い天気に誘われて、
近くの川沿いにウォーキングに出かけました。

川沿いに植わっている桜の木々は、もうちょっとで開花しそう。
日当たりの良い場所にある木は、既に開花しているものもあり・・。

「春爛漫」まで、もう 秒読みですね~。
楽しみ、楽しみ。

そして・・・川のなかになにやら 生き物が・・・・
Dscf5983 亀だ・・・。
亀ですよ。

飼っているのかな~~。
亀のすぐ近くには、鯉が沢山いたし。

散歩道にある、家々の庭には いろいろな花が咲き出していて
本当に良い季節になってきました。

さあ、今日も元気に歩いてこよう!

古道具 中野商店:川上弘美

タイトル古道具 中野商店
著者/監督/Artist川上 弘美
価格, 出版¥ 1,470 新潮社
評価★★★
2007-03-13

【「BOOK」データベースより】
東京の西の近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち…。不器用でスケールちいさく、けれど奥の深い人々と、懐かしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋、世代をこえた友情。幸福感あふれる最新長篇。

********************
読みやすい文体。
恥ずかしくなるほどの、若い恋愛の駆け引きみたいな物が描かれていて
その部分が、どうも落ち着かない。
が、そこがこの作品の見せ所となっている。

最終部にて、きっちりと成長がかかれていて
私は、こういうまとめ方をされた小説が大好きだ。
評価は、もう少し高くしても良いかな?と思ったけれど
感動するほどの内容は、ない。
けれども、ほんわりと 最後まで穏やかに読ませてくれる。
この作者の別の作品も多く読んでみたいと思わせる。

秘密の花園:三浦しをん

タイトル秘密の花園
著者/監督/Artist三浦 しをん
価格, 出版¥ 1,470 マガジンハウス
評価★★
2007-03-21

【「BOOK」データベースより】
カトリック系女子高校に通う17歳たち3人の「秘めごと」のゆくえ。

********************
危うい不安定な時期である高校生時代。
その時代で、自分の感情や身体をもてあます様子が
良く描かれている。
何かに熱中できた高校生ではなく、何もせず
イライラとすごした女子高生の様子といった方が良い。

自分の当時の姿と比べてみても
たしかに混沌としたものを抱えつつ 過ごしていたと思う。
けれども、できればそれを否定したい。
この作品に描かれている世界は、無かったモノとして
否定したい程、不愉快に思われる。
しかし、それは在った。
たしかに、通り過ぎてきた季節だ。

上手にすりぬけ、生き抜くにはどうすればよいか。
そんなことを学んだ時期でもあった。

まほろ駅前多田便利軒:三浦しをん

タイトルまほろ駅前多田便利軒
著者/監督/Artist三浦 しをん
価格, 出版¥ 1,680 文藝春秋
評価★★★
2007-03-15

【出版社 / 著者からの内容紹介】
東京のはずれに位置する‘まほろ市’の駅前にある便利屋「多田便利軒」に舞いこむ依頼はどこかきな臭い。多田と行天コンビの魅力満点の連作集!

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静かなるハードボイルド風。
さらりと読み流せる。
女性が描いた男なので、まあ・・・・現実とは違うとは思うが
男って、若いうちはこうやって 適当に生きて行かれて
いいなあ~と うらやましく感じる。

筆者も、登場人物も若い。
若さゆえの、良さが出ている。
シリーズ化したらおもしろそうな登場人物達。

風が強く吹いている:三浦しをん

タイトル風が強く吹いている
著者/監督/Artist三浦 しをん
価格, 出版¥ 1,890 新潮社
評価★★★
2007-03-14

【「BOOK」データベースより】
箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。

********************
長編小説。
けれども、その長さを感じさせない軽妙な文体。
作品としての、深みとか味わいとか、含蓄とか・・・
そういうものを、この作品に求めすぎてはイケナイ。

この作品から得られるものは、「やる気」だ。

私も何かをしてみようかな・・とか
もう一度チャレンジしてみよう、とか
そういう気になる。
一種のスポ根物だ。

認めたくはないけれど、ひょっとしたら私はスポ根モノが
好きなのかも・・・。
ええ~~~っ! ヤダナ(笑)

この作品の良さは、登場人物の性格の良さだ。
正直で意地悪さがない。
私は、底意地の悪い登場人物がでてくる小説が嫌いだ。
悪役として登場するにしても、悪役の美学っていうものがあるだろう・・と
思うのだ。
その点、この作品は悪役として登場する人物までもが
幼さ故のストレートなわがまま程度で
なんだか、ほほえましい。

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