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『伏』 桜庭一樹

 
桜庭 一樹
文藝春秋
発売日:2010-11-26

 




***あらすじ***
時は江戸時代。
伏と呼ばれる若者による凶悪事件が頻発し、その首に幕府は懸賞金をかけた。
伏とは──人にして犬、体も心も獣のよう。ひどく残酷な面があり人々から恐れられる一方で、犬の血なのか驚くほど人懐っこいところもあるという。
ちっちゃな女の子だが腕利きの猟師、浜路は浪人の兄に誘われ、伏を狩りに山から江戸へやってきた。獣の臭いに敏感な浜路はすぐさま伏に気づき追いつめる。
そんな浜路のまわりをうろつく瓦版の読売、冥土から、浜路は伏にまつわる世にも不思議な物語を聞く。そして冥土に誘われた場所で、一匹の伏をみつけた浜路。追いかけるうちに、伏とともに江戸の秘密の地下道へと落っこちる。真っ暗闇の中で、狩るものと狩られるものによる特別なひとときがおとずれた――。

『里見八犬伝』を下敷きに、江戸に花開く桜庭一樹ワールド。疾走感溢れるエンターテインメント。

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この処、面白がって 続けて桜庭一樹を読んでいる。
この本は、長編(480ページ)ですが読みやすい。

特別、里美八犬伝を知らずとも楽しんで読める。
長編の面白みである登場人物の魅力や話の深みというものが
この作品は書き流してしまって、散漫になってしまった感がある。
テーマや設定は面白いが、もう少しフォーカスを絞って描いた方が良かったのかも・・・。

そして、私がもうひとつこの作品に没頭できなかった理由がある。
それは、主人公であるこの少女が、あくまでも「狩るもの」として
殺戮をすることだ。
『社会的』に『許された』『大義名分』があるので
嬉々として引金を引く。

この辺が、作品として読者に「考えさせ処」なのであろうが
どうもなぁ・・・・・・・・。

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